魚に塩

横浜流星さんを好きになったもちこの日常

横浜流星さんを好きになった日の話

横浜流星さんを好きになり、そろそろ半年が経とうとしています。

半年記念?でもないですが、横浜流星さんを好きになったきっかけや経緯、好きなところなどを書いておきたいなと思ったので、今日はそんなブログです。

 

 

最初に「横浜流星」という名前を知ったのは、ドラマ「はじこい=初めて恋をした日に読む話」が放送されていた2019年頭頃でした。友達が何人も「はじこい見た方がいいよ!」「ピンク髪のゆりゆりかっこいいよ!」って話題にしていて、そのときにゆりゆり役の人=横浜流星っていう名前を知ったのが最初。

だがしかし!見なかったんです、そのときは!(見ていたらたぶんそこでハマってたんだけど。惜しいことをした。)

仕事もちょうど転職しようとしていたときだったりして忙しかったり、テレビは特定の番組以外あんまり見たくなくなっていた時期だったりもして。あと、ピンク髪の高校生が受験しながら塾講師とラブ?って一体どんなドラマ???お子様向けじゃないの???っていう気持ちもあったんだろうなたぶん。(今では大好きなドラマなのに。見ずに判断しちゃダメですね。)

いくらおすすめされてもキラキラした若者にはそう簡単にキュンキュンしないし、高校生にキュンキュンしたらそれはそれでやばいし(「役」が高校生だっただけなのでこれは誤解だったんだけど)、そもそもイケメンイケメン騒がれてても私にはヒットしないことが多いし、キャーキャー騒がれて調子に乗ってる若者は苦手だし(そもそもそんな役者さんがいるかどうかは知らないけれども)、見た目がイケてても中身にがっつりとした芯がある人じゃないと魅力を感じられないし。私の気持ちのハードルは天よりも高いのだ!そんな気持ちでした(こらこら)。             

 

そんな私が初めて「横浜流星」さんを見たのは、はじこいから半年経った2019年秋、とあるドラマ番宣系バラエティ(俳優さんがいっぱい集まってドラマ対抗でいろんなゲームで競うやつ)でのことでした。

「おお!これがあのとき話題だった横浜流星!もうピンク髪じゃないんだな(当たり前)」などと思いながらいろんな俳優さんと混ざってゲームに参加している様子を見ていたのだけど、

なんか想像していたより謙虚な感じ?調子に乗ってるどころかかなり立場をわきまえている感じ?周りにめっちゃ気を使ってる感じ?でも壁ジャンプは「いけます!」って言った上でちゃんと結果も残したりして、ねずみにボクシングするやつはキックも入れてバラエティ的に盛り上げたりもして、挨拶はしっかり返してくれて、すごい爆笑もしてくれて、

「ふ、ふーん…横浜流星さんはもしかしたらとてもいい子なのかもしれないな」

という前向きな印象が残りました。

だけど、結局このときもドラマ自体は見なかった… なぜ…

 

 そしてそこからさらに半年以上経った2020年夏。

 

友人が「横浜流星くんはほんとに真面目でいい子なんだから~~~!!!」と騒いでいたのをきっかけに(笑)夏のドラマに出ることを知りました。在宅ワークが続いてちょっと時間に余裕があったり、またいろんなドラマ見たいなという気持ちにもなれている時期だったという勢いもあって、

 

「おお!あの横浜流星~!どんなラブストーリーやるのか見てやろう(笑)」

 

というとっても軽い気持ちでTVerで見た「私たちはどうかしている」3話。(1話と2話はもう終わってた…)

 

和装好き&ツンデレ好き&影があるキャラクター好きな私にとって、横浜流星さん演じる椿はとても好きな感じのキャラクターでした。七桜になんだかよくわからない態度をとるところも、でもちゃんと守ろうとしてくれるところも、和菓子に対してはひたむきなところも、大旦那とのいろいろで傷ついているところも、きれいな涙を流すところも、声がいいところも、お着物が似合うところも、血糊が似合うところも笑。たった1話ですっかり椿のとりこになっていました。(ちなみに花男でいうと西門さんが好きです。)

 

 そしてわくわくしながらテレビでリアルタイムで見た4話。

 

椿が七桜に向ける熱い視線と、七桜への愛しい想いを感じさせつつ品と美しさもありながらどんどん深くなっていくキスシーン。このキスシーンがある4話を見て「やっぱり椿は好きなキャラクターだな」と思うのと同時に、「役者・横浜流星」への興味が湧いていきました。(美しくかつ熱い想いを感じさせてくれてかつストーリーの文脈に沿った流れのキスシーンが大好き。)(ちなみに1番好きなキスシーンはプライドのハルと亜樹の亜樹の部屋でのキスシーンです。)

 

横浜流星さんという役者さんが好きかもしれない。けれど、ただ単に椿というキャラクターが好きなのかもしれない。よし、ここは確かめなくては。」

 

 これまで何人かの俳優さんが演じる役をステキだと思ったり、でもいろいろ見ているうちにその俳優さんじゃなくてその役が好きだったんだとわかったりしていたので今回もそのパターンかなとは思いつつ、その日から横浜流星さんの出演作をいろいろと見始めました。

 

まずは友人に熱くオススメされた記憶が残っていた「はじこい」。

はじこいへの感想はまた改めていつかちゃんとブログに書きたいと思っているので割愛しますが、受験のドラマとか先生と生徒のラブストーリーというよりは人生を感じる、背中を押してくれるドラマですごくすごく大好きな作品になりました。

ゆりゆりもとっても魅力的で、特にグッときたのが4話のキャンプファイヤーのシーンでキャンプファイヤー越しに順子を見つめるゆりゆりの瞳。にこにこしながら順子を見つめ始めるけどだんだんその瞳が潤んでいって順子から目を逸らすという…言葉がないのにゆりゆりの気持ちが深く伝わってきて、瞳に本気の感情が現れる演技が好きな私にとって、ああもう役者・横浜流星からは逃げられないかもしれないと感じたシーンでした。順子と山下せんせが一緒にいるのを見て自転車に乗りながら怒っているときの表情、電話越しの「げんき?」の声、そして9話の鬼のお面越しの「好きです」もすごく好きだったな。とにかく「はじこい」を見終わる頃には、「なんでもっと早く見なかったんだこのドラマ…」という後悔と共に、すっかりゆりゆり、そして横浜流星さんに夢中になっていました。

我慢できずにすぐに買った円盤も、オーディオコメンタリーの声がとてもよくて、そしてそこで語ることから役と自分との境界線をあまりつくらないタイプの方なんだなというのがわかってとてもよかった。

 

次に見たのが「あなたの番です」。

これは放送当時見逃しちゃったけど話題になったドラマだったし、推理もの好きでいつか見てみたいなと思っていたからちょうどいいなーということで。横浜さんが出たのは後編からだということは知ってはいたけど、作品としてちゃんと見たかったので前編から順を追って見ました。作品としては、前編はおもしろいと思える部分も多くあり、でも後編にはちょっと言いたいこともあるぞ?と思うところもあり。横浜さん演じるどーやんのことも全体的には「こんな役も演じるんだなぁ」というテンションで見ていましたが、最終回のホテルでのシーンの視線の泳ぎ方がすごく心に残って、やっぱり横浜さんの瞳の使い方、瞳の演技が好きなんだなぁと確信できた作品でした。

 

その次に見たのが「白でも黒でもない世界でパンダは笑う」。

前情報は特になく「わたどう」きっかけで加入したHuluで見られる主演作品だったからという理由だけで選んだ作品でしたが、これが私的にはかなりヒットしました。パンダだし(笑)軽めのお話かと思いきや割と暗い、いやかなり暗い、ものすごく精神にくる話でびっくりしましたが、そういうの割と好きなのです。ストーリーの組み立て方やキャラクター配置には言いたいことやツッコミたいことも山ほどあるのだけど(笑)やりたかったことはわかるし細かいことを考えなければとっても好きな作品です。

真面目なアクションが見られる作品だから横浜さんがもつアクション作品への可能性を感じることができたのもよかったし、わたどうやあな番とはまた違った角度の絶望の演技が見られたというところでもグッときたり。リコに向ける信頼と愛情、リコを想う表情、リコとの最後のシーンはやっぱり瞳から想いが溢れていてとても魅力的に感じました。

気に入りすぎて早々に買った円盤ではメイキングシーンもいろいろと見られて、真摯に作品に取り組まれている方なんだなというのがわかったのもすごくよかったです。

 

 

そして、そうしたドラマ作品を見るのと並行して見た、ニノさん。アカデミー賞受賞のときのスピーチを初めて見ることができましたが、なんという謙虚な姿勢。すばらしいスピーチ。人気が出て調子に乗ってるんじゃないかなんて作品も見ずに思ってしまって悪かったなぁと心底反省しました。謙虚だし、でもそれだけじゃなくて、ここからもっと進化したい進化するぞというエネルギーが感じられて、そういう人はやっぱり応援したくなるし応援していても楽しいだろうなと。30代も後半になって人生置きにいっちゃってる感のある今の私も、この人を見ていたらまだもういっこスイッチ入れられるんじゃないかななんてそんな感じもしたりして。

遅ればせながら買った別冊カドカワのロングインタビューを読んでも、強い精神力と前に向かっていくエネルギーと役に対して真面目に取り組む姿勢とが感じられてこの人の演じる役がもっともっと見てみたいなと思ったり。

横浜さんが役を生きようとしていることや演じる役について誰よりも理解していたいと考えていること、瞳の演技にこだわっていることを知って「いいな」と思ったり。

若者だけどもイマイチ使いこなせているのかどうかわからないインスタのテンションが逆に心地よかったり(笑)。

そうした1つ1つのパズルのピースがはまっていって、

 

 

わたどう全8話が終わる頃にはすっかり、横浜流星さんの演じる役、演じ方、役に取り組む姿勢、そして人柄が好きだなと思うようになっていました。最初に「横浜流星」という名前を知ってから出演作品を見るまでに1年半かかったのに、「椿というキャラクター好きかも」と思い始めてから「横浜流星さん好き!!!」になるまでには約1か月。転げ落ちるのはやっっっ!!!

 

 

 

 

そして、そこから今日までの間に、横浜流星さんの出演作をいろいろ観ました。

その中には、前回ブログを更新した「きみのめ」だったり、他にもストーリーやキャラクターがすごく気に入っていつかこのブログで感想をちゃんと書きたいなと思っている作品がたくさんあります。若い役者さんなのに出演作がとても多くて、見応えがある作品も多くあって、過去出演作品の旅はとてもとても楽しい。そろそろまだ観ていない作品が片手で数えられるくらいに減ってきちゃって、うれしかったり寂しかったり。たくさんの作品を観た上で、やっぱり、半年前のあのときに「横浜流星さんのドラマを見てみよう」と思ったこと、そして「横浜流星さんを好きかもしれない」と思ったこと、そして「横浜流星さんを好きだ!!!」と思ったことはどれも間違いじゃなかったなと、少し遅くなったけどあのとき発見できてよかったなという気持ちでいっぱいです。

役者さんとかアイドルとか特定の人を応援しているとすごくパワーももらえるけど、でも場合によっては自分ではどうようもないところからくる悲しい想いをすることがあるのも事実で、生きている人間を推すのは実はものすごく体力を使うことだなと感じていたので本当は「好きな役者さん」という存在は二度と増やしたくなかったのだけれども。そんなことどうでもよくなるくらい、魅力を感じてしまったのだから仕方ない。

まだ若い役者さんなので、これからどんな人と出会って、どんな作品に参加して、どんな役を演じて、どんな役者さんになっていくのか、とても楽しみ。できるだけたくさんの出演作品をしっかりと受け取って見続けていきたいなと思っています。ずっとずっと応援していきたいから、演じることが楽しい、表舞台に立ちたいと横浜さんがこれからも思い続けられますように。すてきな環境でお仕事ができますように。そんなことを願いながら、今日も、役者・横浜流星さんを応援しています。